EPSランプが点滅するという平成14年式モビリオ(LA-GB1、L15A)
EPSランプが規則正しく点滅するのかと聞くと大体規則正しいという。
資料を調べると、EPS関係で異常を検出するとEPSランプを点灯するとなっていた。
うーん、なぜ、点滅なのか?
不具合が規則正しく発生しているのか?
いろいろと疑問を持ちながらも点検を開始。
EPSのダイアグでなんらかの異常コードを持っているだろうと思い調べたが、正常コードを出力した。
EPSランプが点灯したのに正常コードを表示した場合は、通常であればECU不良が考えられる。
しかし、今回は点灯ではなく点滅だという。
もし、本当に規則正しい点滅であれば、通常ではありえない制御なのでそれはそれでECUの不良が考えられる。
とりあえず、現象を確認しないことには始まらない。
問診では冷機時の方が出やすいとのこと。
翌日、エンジンをかけるとEPSランプがチラッと点灯。
その後も何度か点灯したが、とても規則正しいとはいえない。
それが3分もすると点灯しなくなった。
ダイアグを確認すると正常。
点灯と言って1秒未満の点灯である。
異常を検出したから点灯したという感じではかなった。
こうなると、ECU系統を疑う必要がある。
ECUの2つの電源とアースにサーキットテスタをそれぞれセットし、点灯時に異常がないかを調べることにした。
数時間後、エンジンを始動すると、EPSランプが点滅を始めた。
今度は比較的規則正しい。
サーキットテスタを見ると、16Vを超えている。
16Vを超えているというか、15Vから17Vくらいで変化している。
通常、オルタネータは14.5V前後に制御し、16Vを超えると過充電のはず。
この電圧とEPSランプの点灯に関連があるかもしれないと思い、電源とEPSランプの制御端子(W端子)の波形を調べることにした。
すると今まで見たこともない波形が現れた。
つづく