エアコンをONにすると、マグネットクラッチがON/OFFを繰り返すという平成17年式ムーブラテ(L550S)の電話相談。
エキパンは交換してコンデンサー&ドライヤーの詰りがないことは確認したという。
圧力を聞くと、OFF時は低圧・高圧共に約5~6kg/cm2で、コンプレッサーON時の低圧は0kg/cm2近くになりすぐにクラッチがOFFになるそうである。
症状からはどこかの詰りと思えるが、可能性のあるエキパンは交換しており、コンデンサーとドライヤー(サブクールコンデンサータイプでモジュールに内蔵)の詰りはないとなると、あとは配管途中かエバポレータの詰りとなるがどちらも考えにくい。
と、通常は思うのだが、ダイハツ車に関してはそうではない。
実は、エアコンに詳しい人からある話を聞いていたのである。
それは、このサブクールコンデンサーを使っている車には、圧力センサー部にフィルタがありそこが詰まる事例があるというのである。(ハイゼットに多いと聞いた気がする。)
このムーブが同じかどうかわからないが調べてもらったところ、やはりフィルタがあったそうで、キャブクリーナーやエアで清掃したところよくなったそうである。
本来はパイプASSYの交換であるが、とりあえず清掃でもしばらくはいけるかもしれない。
頻繁に不具合が出るようであれば交換が必要である。