エンジンの調子は良かったのに、あのマフラーからの音は何だったんだろうか?
仮に、点火による失火、もしくはインジェクタからの漏れのようにオーバーリッチであればエンジン不調のはず。
どうしたものかと悩んだが、とにかく不具合発生時にマフラーから火が出ているかどうかだけは確認したい。
急いで工場に戻ったが、途中でも3回ほど症状が発生。
その都度、点検できる場所に車を止めたが、症状は3秒と続かない。
一人では無理なので工場に戻り後輩に乗ってもらい、信号待ちであろうが不具合が発生すれば即座に車を降りて点検することにした。
なるべく後続車がいないような裏道を走ること30分、例の「ボッ、ボッ、ボボッ」という音が発生。
マフラー部での排気の状態及び排圧を点検するために後輩がダッシュで車を降りた。
後ろに回ったと思ったくらいに、最後の「ボッ、ボッ」という音が聞こえた。
後輩に「どうやった?」と聞くと、「何も異常はなかったし、音は聞こえませんでした。」という返事。
ぎりぎり間に合ったのではないかと思ったが間に合っていなかったのか?
その後、何度か不具合が発生したが、車を降りるまでに不具合が出なくなったり、降りて後ろの回り込むまでに不具合が出なくなったりで確認ができない。
いい加減嫌になってきた時に、今までにない激しい音が発生。
後輩が後ろに回り込んでも音は続いている。
今度こそ間違いない。
「今もでているぞ。排気の状態はどうだ?」と聞くと、「全く問題ありません。」という返事。
えっ?そんなはずはない。明らかに音がしている。
「こっちははっきり音が聞こえるぞ。」というと「外には音は聞こえません。」という返事。
そんなはずはない。。。
運転席にいると、明らかに左後方から「ボッ、ボ、ボッ」という音がしている。
それもはっきりと。。。。
はっきりと?
あっ!そういうことか!!
ダッシュで車の後ろに回り込んだ。
トランクを開けると、そこで目にしたものは・・・・・・・・・
つづく