Rレンジにすると「BACK/TURN」ヒューズが切れるという平成9年式ジムニー(JA22W、K6A)
ヒューズの代わりにショート回路点検用ヒューズ(テストランプ)を入れた。
PレンジでキースイッチONにしたがランプは不灯。
Rレンジにすると明るく点灯。
ヒューズの負荷側の電圧を点検するとほぼ0Vだった。
完全にショートしていた。
このヒューズの負荷を調べると、バックアップランプ、リバース警告ブザー、エンジンECU、ウィンカーにつながっていた。
このヒューズが切れるとウィンカーは作動しなくなるが、ウィンカーを作動させてもヒューズは切れないのでウィンカー回路は除外。
残りの負荷を全て外したがそれでもヒューズ代わりのランプは明るく点灯。
当然、ニュートラルスイッチのコネクタを外せばショートはなくなるはずだと思いコネクタを外してみた。
すると点検用ランプは消えた。
ということとは、ニュートラルスイッチから各負荷(バックアップランプ、リバース警告ブザー、エンジンECU)間の配線のショートである。
ニュートラルスイッチのコネクタを抜くためにリフトアップしていたので、バックアップランプまでの配線を見ると、保護チューブもなくビニールテープを巻いているだけなのである。
軽自動車ってここまでコストダウンさせているんだとある意味感心してしまった。
これじゃショートの可能性も十分あるので、Rレンジにしてランプの明るさを見ながらニュートラルスイッチからバックアップランプまでの配線をゆすっていくことにした。
すると、燃料タンクの裏側付近でテストランプが暗くなったり消えたりした。
燃料タンクの裏でショートしているようなので燃料タンクを外してみると、左右のバックアップランプに分岐する箇所でショートしていた。
テーピングするとRレンジにしてもテスト用ランプは点灯しなくなった。
(テールランプのコネクタは外している状態)
テールランプのコネクタを接続しRレンジにするとテストランプは明るく点灯していたが、テストランプのアース側は0.3Vになっていた。(ショート時はほぼ0V)
※この場合、バックアップランプは点灯しない。
たぶんよくなっているだろうと思いヒューズを入れてRレンジにしてみたがヒューズは切れなかった。
もちろんバックアップランプは点灯した。
常時ショートしている場合は、このテストランプは大変役に立つ。