冷間始動直後、3分くらいするとエンジンの吹き上がりが悪くなるという平成12年式ムーブ(L900S、EF-VE)
ダイアグは正常。
燃圧と診断機をセット。
診断機のデーターモニターでまず気になったのがO2センサー。
エンジンを始動していないにも関わらず0.38Vを出力。
エンジンを始動し試乗すると、2分ほどでO2センサーの出力は1.275Vとあり得ない数値まで上昇。
この時点では空燃比の制御はオープンループ制御(フィードバック停止)なので、不具合は出ていなかったが、すぐにクローズドループ制御(フィードバック作動)になり、吹き上がりが悪くなった。
O2センサーが1V以上あれば、減量するので当然の症状である。
念のため、アース回路も調べたが問題なかった。
しかし、不思議なことに5分も経過すると、O2センサーはまともな数字を出力するようになり、不具合は出なくなるのである。
O2センサーは保障延長の対象車であるが、保障期間が過ぎているので有料での交換となった。
交換したO2センサーを見るとN○P製だった。
ここのO2センサーは不良品が多いように感じる。
交換後、数ヶ月で壊れた事例も何度か経験している。